後期高齢化社会へと進んでいる日本では、介護の需要が増加傾向にあります。
それに伴って介護施設の数も増えてきていますが、一口に介護施設と言っても選ぶ場所によって費用から暮らしやすさまで大きく違うため、しっかりと見極めなくてはいけません。
そのポイントとして重要なのがQOLであり、これは生活の質を指す専門用語です。
介護施設におけるQOLで、基本として食事に対する配慮が挙げられます。食事は人間が生きて行く上で欠かすことができない生理現象の一つですが、ただ食べれば良いと言うわけではありません。
栄養のバランスはもちろんのこと、見た目や味といった細かい所まで配慮された食事を提供してくれることが重要になります。
そして食事と共に重要となるのが日常会話です。
施設の入居によってそれまでとは異なる生活を送るのは、頭でイメージする以上にストレスが溜まります。
こうした気持ちの変化を察して、職員が積極的に声を掛けてくれる環境ができている施設を選ぶことがポイントです。
この時に事務的な物ではなく、それぞれに最適な対応ができている所はよりQOLを高めていけます。
コミュニケーションという点では入居している高齢者同士が行うレクリエーションも同様で、余暇を楽しむことも人間を豊かにする上で外すことはできません。
レクリエーションの内容だけでなく、参加している人達がどれだけ楽しめているかをチェックすることで施設の良し悪しを判断することができます。